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プロジェクトの目的・目標

 本プロジェクトでは

豊富で安価なチタンを主成分とするニオブ添加二酸化チタン(Ti1-xNbxO2:TNO)をITO代替透明電極材料として確立することを目的としています。

 研究開発の背景

スズを添加した酸化インジウム(ITO)は、フラットパネルディスプレイ用透明電極としての利用が爆発的に拡大しています。
しかし、主成分であるインジウムは希少元素であり、10年後には枯渇の危機が訪れるとの予想もあります。従って、インジウムを含まない透明導電体(ITO代替材料)の開発は急務であり、社会的な緊急性、経済に与えるインパクトともに非常に高いテーマとなっています。

精製されたインジウムの延べ棒

インジウムは用途開発が盛んで、透明電極(ITO)、化合物半導体、蛍光体、ボンディング、低融点合金、電池、歯科合金など広範囲に使用されているレア・メタルで、その需要はここ数年、急激に伸びています。

【住友金属鉱山株式会社 提供】
銅−錫−インジウム鉱石

豊羽鉱山に特徴的な錫とインジウムを含む高品位銅鉱石です。 試料の横幅が約10cmです。 黄色い部分が黄銅鉱(CuFeS2)。暗い部分がインジウムを含む黄錫鉱 [おうしゃくこう: Cu2Fe(Fe,Sn,In)S4]。 中間色の部分が黄銅鉱と黄錫鉱の間の化学組成 [Cu2Fe(Fe,Sn,In)S4]をもつ固溶体です。これらが不定形の縞模様、いわゆるコロフォ−ム組織を織りなしています。

【産業技術総合研究所 提供】

 研究開発の目的・目標

本プロジェクトでは、豊富で安価なチタンを主成分とするニオブ添加二酸化チタン(Ti1-xNbxO2:TNO)をITO代替透明電極材料として確立することを目的としています。 TNOは、研究代表者らが発見した新材料であり、その後旭硝子との共同研究により研究が進展し、ガラス上のスパッタ膜が透明電極として実用レベルに迫る性能を示すことが 示されました。本プロジェクトでは、この産官連携をさらに発展させ、他の企業(豊田合成)と大学(東京大学)とを含んだ強力な連携チームのもと、開発研究を進めています。

研究の目標 透明電極に欠かせないインジウムの代替材料の実用化に向けて、研究を進めています。

 

希少元素・インジウムに代わる材料を