財団法人神奈川科学技術アカデミー

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高度環境浄化のための光触媒材料及び浄化システムの開発

(平成15年9月終了)

研究目的

 光化学反応を利用し、環境に優しい新しい機能性材料を設計し創製する。光をエネルギー源とする特徴は、光がクリーンであり制御性に優れ、かつ高いエネルギーを持つことである。

 

 近年、光触媒反応を利用した技術の応用が急速に進んできている。光触媒反応は極めて高い酸化力を持つため、水処理への応用など様々な研究が行われてきたが、大量で素早い処理には大変なコストがかかり不向きである。当グループでは、「反応表面を大きくする」、「少量のもの」を分解する応用を目指し、光触媒反応の特性を充分に適切な場面で生かした実用化に取り組んでいる。

主な研究成果

1) ダイオキシン対策のための自動無毒化材料

 廃棄物燃焼時のダイオキシンの生成抑制と、生成したダイオキシンの完全分解といった2段階のダイオキシン対策を提案し、具体的には、助燃作用を持ち加熱によって光触媒機能を発現する、光触媒前駆体を添加したプラスチック材料を開発した。

ダイオキシン対策のための自動無毒化材料

プロジェクトリーダー

橋本 和仁 氏橋本 和仁


東京大学先端科学技術研究センター
教授

平成14年度研究成果

事業終了報告(研究成果)

>> 東京大学先端科学技術研究センター

2) 光触媒を利用した水処理システム

 光触媒を利用した海水殺菌システムとして、紫外線殺菌、過酸化水素水及び酸化チタン光触媒の併用による処理システムを構築した。

3) 太陽光による農業廃液処理

 有機質培地を用いた培養液循環利用式養液栽培を確立させるための低コスト・高性能の培養液浄化・殺菌技術の開発を目指し、光触媒を利用した装置を試作して、その実用可能性を実証した
 また、水稲種子消毒廃液の浄化技術の確立を目指し、小規模実験により実用性を実証した(詳しくは記者発表資料をご参照下さい)。

>> 記者発表資料

光触媒を利用した水処理システム

4) 光触媒を利用した残留農薬軽減の可能性検討

 植物の病気・害虫の防除に農薬を用いた後、不必要となった農薬が植物体上や土壌に残る。この残留農薬について、二酸化チタン光触媒作用を利用して人為的に残留量を軽減する技術を検討し、その実用可能性を見いだした。

太陽光による農業廃液処理 光触媒を利用した残留農薬軽減の可能性検討

イノベーションセンター 研究支援グループ
TEL:044-819-2034 FAX:044-819-2026
研究推進グループ E-mail : res@newkast.or.jp

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