財団法人神奈川科学技術アカデミー

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神奈川県RSP事業 平成15年度育成試験課題


「Notch1を創薬ターゲットとした抗リウマチ薬の開発」

関節リウマチの原因として、免疫学的異常説及び滑膜細胞異常説の2大原因論があり、多くの研究が行われている。免疫学的異常説に基づき今まで多くの抗炎症剤等が実用化されているが、滑膜細胞に関わる知識は乏しかった。これまでの研究で患者滑膜細胞の異常増殖に強く関与する因子Notch1を見出しており、この因子の活性化抑制剤を新規な抗リウマチ薬として開発する。

再委託先:聖マリアンナ医科大学 難病治療研究センター 中島 利博 助教授



「実時間多点同時計測レーザ振動計の開発」

マイクロ共振器レーザでの自己光混合変調効果に基づく驚異的な高光感度性を生かして、1台のレーザからの発振光を多数のキャリア波に分割し、多数のターゲットに照射する多点同時計測振動計を開発する。ナノメーターの振動計測精度を達するうえ、チャンネル当たりの価格を大幅に削減することが期待できる。

再委託先:東海大学 電子情報学部 大塚 建樹 教授



「ポリタイポイド前駆体を用いた窒化アルミニウム多孔体の開発」

前駆体AlN板状結晶ポリタイポイドのモルフォロジー制御によりLSI基板等の半導体材料として望まれている低誘電率・高熱伝導性のAlN多孔体を創製する。この目的達成のために、前駆体の微構造の発現メカニズムを明らかにし、これに基づいて結晶粒と気孔の寸法と形状、気孔率、粒子形態等の制御と設計を行うことにより、AlN多孔体の高機能・多機能化を実現する。

再委託先:横浜国立大学 大学院環境情報研究院 米屋 勝利 教授・多々見 純一 助教授



「IT部品加工用ダイヤモンド多刃工具の開発」

エキシマレーザなどを用いて単結晶ダイヤモンドの加工を行い、縦横3~5ミクロンで高さ10ミクロンの砥粒に相当する規則的に整列したポストを作製し、研削ホイールに相当する表面を製作する。これに超音波を援用して、一つの切れ刃の除去量は極微少であるが、全体として高切込みとなるような、高機能材料(硬脆性材料)を延性モードで研削するダイヤモンド多刃工具を開発する。

再委託先:
神奈川工科大学 工学部機械工学科 橋本 洋 教授
神奈川県産業技術総合研究所 岸本 幸宏 主任研究員



「血中C型肝炎ウイルスの捕獲」

国内のC型肝炎患者数は約150万人に達しているが、強力な特効薬が未だ実用化されておらず、治療の診断指針となる満足できる診断マーカーもそろっていない状況にある。適切な治療方針を立てるための新規な免疫特異マーカーの定量分析法を確立するとともに、治療上の有用性を立証する。またこれまでの研究に基づき、あらゆる遺伝子型のC型肝炎ウイルスを処理できる血液浄化装置を開発する。

再委託先:北里大学 大学院医療系研究科 長井 辰男 教授



「水駆動による高性能小型スピンドル装置を用いた超精密メゾスケール部品創成用加工システムの試作」

水のエネルギによってスピンドルを高速に回転させるモータ機能をスピンドルに一体的に組み込み、水静圧軸受によるスピンドルの高精度な支持を行い、またスピンドルの外周と内部に水を流がして効率的な冷却を行う小型高性能スピンドル装置を開発した。このスピンドルを改造し市販の超精密工作機械に組み込み、回転数制御システムを確立し、超精密メゾスケール(10µm~10mm)部品の創成を試みる。

再委託先:神奈川大学 工学部機械工学科 中尾 陽一 助教授



「小型高推力スパイラルモータの開発」

従来の機械的な接触を伴っていた減速のためのねじ機構を電磁力により非接触に実現することで摩擦の影響を排除し、減速機と動力源を一体化した新しい高推力直動型螺旋状モータを開発する。摩擦がないため高精度な位置制御が可能であり、磁束を有効に利用できるため、同一体積で数倍の推力が得られる可能性がある。

再委託先:横浜国立大学 大学院工学研究院 藤本 康孝 助教授



「低抵抗ITO透明導電膜のナノ構築」

太陽電池や機能性窓ガラスに応用可能な大型で均質な透明導電膜を、ディップコート製膜法により製造する技術を開発する。ガラス基板と塗布溶液の界面相互作用をnmスケールで制御して膜原料化合物の付着性向上および生成酸化物の結晶成長促進をはかり、大面積の低抵抗膜を低価格で製造する技術を展開する。

再委託先:東京工芸大学 工学部応用化学科 澤田 豊 教授



「マイクロマシニングセンタ用自動工具交換対応型工具クランプ装置の開発」

マイクロマシニングセンタの主軸系は小型・小径であるため、自動工具交換するのに、プルスタッド付きテーパシャンクを持つ工具ホルダを主軸後部から牽引して主軸端に固定する通常の方法がとれない。そこで、主軸端より小型工具ホルダを押し込むだけで、工具ホルダを主軸に確実に固定することができる、マイクロマシニングセンタの自動工具交換装置用の新たな工具クランプを開発する。

再委託先:
湘南工科大学 工学部機械工学科 北原 時雄 教授
慶應義塾大学 理工学部機械工学科 三井 公之 教授



「機能性高分子による防食被覆膜の開発と防食方法」

天然産高分子多糖類であるグルコマンナン等から簡単に合成されるイオン伝導性高分子を用いた防食被覆膜の開発を行い、この多糖類膜にポリアニリンやポリチオフェン誘導体等を複合化した安価な防食被覆膜を開発する。これらの膜を炭素鋼構造物等の防食に応用するために、大気中、海水中等の模擬環境中での防食効果を評価し、実用的な防食材料の開発を行う。

再委託先:
神奈川県産業技術総合研究所 益田 英之 専門研究員
横浜国立大学 大学院工学研究院 朝倉 祝治 教授



「機能性微粒子衝突法による工具用硬質膜の特性向上に関する研究」

微粒子衝突法は、数10µmの微粒子を100m/sの速度で試料表面に投射して、材料表面の内部応力や表面の微細組織を形成する手法である。加工用工具類の形成された物性(膜密度、内部応力等)の異なる硬質膜表面に、各種機能性微粒子(MoS2、WS2,、h-BN)を投射し表面改質を行い、摩擦係数、耐凝着性等を測定評価し、その最適条件を市販の工具に適用し、潤滑性、離型性、耐凝着性などの特性付与を試みる。

再委託先:
神奈川県産業技術総合研究所 熊谷 正夫 専門研究員
湘南工科大学 工学部機械工学科 田辺 明 助教授

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