財団法人神奈川科学技術アカデミー

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神奈川県RSP事業 平成16年度育成試験課題


「マイクロATCシステム開発及びマイクロマシニングセンタの試作」

マイクロ部品の製造をマイクロ生産機械で行うと、省エネルギー・省スペースだけでなく、精度も向上することが明らかになっている。今までマイクロマシニングセンタの開発を目指し、モジュール構造の開発、マイクロ加工工具を主軸にワンタッチで着脱する機構の開発を行ってきている。マイクロマシニングセンタでは、多数のマイクロ工具の自動交換を可能にする必要があり、マイクロATCの開発を行うとともに、完成度の高い実用機を開発する。

再委託先:湘南工科大学 北原 時雄 教授



「血管炎診断のための抗ペルオキシレドキン2抗体検出系の確立と普及」

血管炎は血管炎症候群のほか、各種膠原病にも合併する。障害血管の部位により、脳虚血・腸管壊死・腎障害など様々な症状を示し、早期の診断治療が必要。障害組織の生検が診断の決め手になるが、患者への負担が大きく、また部位によってはできない。プロテオミクスによる病因追求の過程で、血管炎に特異的な抗ペルオキシレドキン抗体を見出した。この自己抗体の検出系を確立し、生検に代わる診断法としての有用性を明らかにする。

再委託先:聖マリアンナ医科大学 加藤 智啓 助教授



「新規画像形成法を基盤とするブラックマトリクス用感光性樹脂の開発」

提案者らの開発した反応現像画像形成法を適用して、高性能エンプラを用いて簡単で経済的な「ブラックマトリックス用感光性樹脂」の開発を目指している。この方法が完成すると、ポリマー材料の選択の幅が広がる上ファインパターン形成プロセスが簡単化されるので、高品質のブラックマトリクスを安価に製造できる。

再委託先:横浜国立大学 友井 正男 教授・大山 俊幸 講師



「細胞診用超微細医用鉗子の製作」

内視鏡を用いた手術や検査が普及してきている。こうした高度医療を一層普及させるために重要なことの一つは医用工具の安価・安定供給である。微細医療用紺子を安定的かつ低コストで生産すると同時に、一層の微細化と複雑形状化に対応するため、逐次金型成形を主軸とする研究を基とし、複雑かつ微細な高度医用工具を試作開発し早期に実用化しようとするものであり、世界最小の0.3mmの医療用微細鉗子を安価に大量に製作できる技術を開発する。

再委託先:神奈川大学 青木 勇 教授



「遺伝子発現のリアルタイムモニタリング技術を活用した生細胞マイクロチップの開発と創薬への応用」

出芽酵母変異株であるポリリン酸生成能欠損株を宿主とし、ポリリン酸合成酵素を新規リポーター遺伝子として発現させ、ポリリン酸蓄積量を31P-NMRによる定量的なマイクロMRIにより可視化する技術を用いる。マイクロチップ上に配置した各種組換え酵母菌に薬剤を作用させ、酵母菌を増殖させた後、酵母菌のポリリン酸産生量をMRIで実測することで、薬剤機能のスクリーニングが出来る生細胞マイクロチップの開発を目指す。

再委託先:横浜市立大学 古久保 哲朗 教授



「環境低負荷なβ-FeSi2薄膜を用いた太陽電池の開発」

鉄シリサイドをSi上に生成させて用いるに当たって問題とされていたSi中へのFe原子の拡散の問題を解決して、高変換効率の太陽電池を開発する。鉄の拡散防止には申請者らが開発したSi表面へのエピタキシャル薄膜合成の技術を応用して、Feの拡散を抑えたβ-鉄シリサイドの薄膜製造技術を完成する。

再委託先:
神奈川県産業技術総合研究所 秋山 賢輔 技師
東京工業大学 舟窪 浩 助教授



「超微細組織材料創製のためのねじり押出し法の開発」

高機能を持った多くの新規材料が、自動車、家電製品、電子機器などで要求されているが、加工性(延性)が悪いために適用が遅れている。金属材料に大ひずみを付加することにより内部組織を超微細化し、加工性を抜本的に向上させようとする方法が最近多く試みられる。押出し法は大量生産用の代表的な加工技術であり、これに「ねじり」と「押出し」を組み合わせることで、従来法に比べて桁違いに大きいひずみを材料に加えることができる。

再委託先:神奈川工科大学 水沼 晋 教授



「生体親和型磁性ナノ・マイクロ粒子の製造法開発と実用化の研究」

粒子表面を生体親和性の大きなヒドロキシアパタイトで被覆した、磁性ナノ・マイクロ粒子を製造する技術の開発を目指す。この生体親和型磁性ナノ・マイクロ粒子は、バイオ分野で菌体の捕集、生理活性物質の分離・精製や抗癌剤等の担体として用いることによるドラッグディバリーシステム等に利用が期待されている。

再委託先:横浜国立大学 車田 研一 助教授



「環境応答型吸着剤の開発」

種々のガスの存在下における環境応答型金属錯体の相転移及び吸着挙動について調べ、ガスの分離・吸収・貯蔵などへの応用を試験する。成果を応用して、シックハウスガスなどのVOCを高選択的に濃縮分離して可逆的に排出するシャープな応答と高い選択性を持つガス吸着剤やガス濃度センサーの開発を行う。

再委託先:横浜市立大学 高見澤 聡 助手



「電場のON-OFFで水溶液中の極微量物質を捕捉-放出できるピンセット機能の創製」

バイオテクノロジーなどの研究や実用に際し、多種類の物質を同時に捕捉し個々に取り出せるピンセット機能は、極微量の特定物質の捕捉、濃縮、分離、検出などを簡便で確実な手法で提供できる技術である。内部に有機高分子電解質ゲルを調整した微細なフューズドシリカキャピラリーチューブを用い、電気浸透流ポンプを使用して、色素タンパクなどと蒸留水を混合した溶液から電場のON-OFFのみで色素のみを取り出す技術であり、ワンチップ化も可能である。

再委託先:北里大学 中里 賢一 助手



「非発光時に透明な有機ELの作製」

透明有機電子デバイスに用いる高い電子注入性を有した電極を作製し実用性を評価する。特に、新規な素子の実現のためのハードルとなっている、仕事関数が低く電子注入性の高い透明材料を用いて陰極を作製し、非発光時に透明な発光素子を試作する。この成果のディスプレイ装置などへの応用を開発する。

再委託先:東京工芸大学 内田 孝幸 助教授

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