財団法人神奈川科学技術アカデミー

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光相転移を用いた環境・情報材料

(平成15年9月終了)

(旧名:高密度記録媒体用光誘起磁性材料・相転移材料)

研究概要

 将来の高密度光記録材料、表示材料、光スイッチング素子などの作製に向け光誘起磁性材料および光応答性フォトニック材料の構築を中心に研究を行っている。

主な研究成果

1) 光誘起スピン転移材料の開発

 高密度光記録材料を作製するには、光で局所的に磁気的性質を変化させることのできる材料を開発する必要がある。我々は分子同士の相互作用を利用するという新しいアプローチにより光で磁性を制御できる新物質の開発に成功した。この物質は光磁気記録材料として利用することができる(図1)。

2) 電磁波遮蔽用フォトニック材料の開発

 コバルトスズメは環境に応じて体表の色を変えることが知られている。図2に示すように、コバルトスズメの細胞には低屈折率の細胞質(n=1.37)と高屈折率の反射小板(n=1.83)があり、反射小板は規則的に積層している。図2この反射小板の積層間隔の変化によって反射ピークが380nmから530nmへ瞬間にシフトする。我々はこのメカニズムを模倣し、光や電場によって色を自由に変えられる新材料を作ることに成功した。また電磁波の伝搬特性を光で制御できるフォトニック・コロイド結晶を開発した(図3)。こうした材料は電磁波遮蔽用材料等への応用が考えられる。

高密度光磁気記録材料
図1  高密度光磁気記録材料

コバルトスズメの写真
図2 コバルトスズメの写真 (上)

プロジェクトリーダー

佐藤 治 氏佐藤 治


KAST光科学重点研究室
佐藤グループリーダー

平成14年度研究成果

事業終了報告(研究成果)

フォトニック結晶(オパール膜)の粒子配列
図3 フォトニック結晶(オパール膜)の粒子配列(上)

イノベーションセンター 研究支援グループ
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研究推進グループ E-mail : res@newkast.or.jp

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