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「光機能変換材料」プロジェクト

終了プロジェクト

研究概要

 環境適応に優れている生体系のシステムを参考に、光化学反応と電気化学反応との組み合わせによる新しい光機能変換材料の開発を行います。本プロジェクトは、最先端の材料の基盤的研究であり、これまで防汚殺菌機能などの光触媒活性を有する新しい透明光機能変換材料等の開発に着手しました。

 本研究で開発される新しい原料に基づく光機能材料や光知能材料は、超高密度な光メモリー、表示素子をはじめ、脱臭、殺菌などの新しい機能を持った素材など種々の製品への応用が期待されます。

「光機能変換材料」プロジェクト1 「光機能変換材料」プロジェクト2

プロジェクトリーダー

橋本 和仁 氏橋本 和仁
(はしもと かずひと)


【材料科学・
ナノテクノロジー】

「光機能変換材料」
プロジェクト

研究体制

期間 平成6年 4月~平成11年 3月

研究成果

二酸化チタン光触媒の開発と応用展開

 橋本「光機能変換材料」プロジェクトでは、光化学反応を利用した地球に優しい材料(エコ材料)の研究開発を行っています。ここでは代表的な研究成果として、「二酸化チタン光触媒」とその具体的な応用展開例を紹介します。

 二酸化チタンは、光を当てると、紫外線をエネルギー源として、表面に付いたよごれを分解したり細菌の繁殖を防ぐ効果があります。

二酸化チタンは、光を当てると、紫外線をエネルギー源として、表面に付いたよごれを分解したり細菌の繁殖を防ぐ

 KAST橋本プロジェクトでは、これまでに次のような研究成果を挙げて来ました。
・セルフクリーニング(汚れ防止)機能を持った透明ガラスの製造法
・大腸菌及び大腸菌分泌物質エンドトキシンの分解(抗菌効果)の確認
・オゾン/二酸化チタンを複合した水処理等
 このような実用化をめざした研究開発と並行して、光触媒反応のメカニズムに関する基礎的研究や将来の普及において大きな問題となると思われる安全性の評価方法についても、多くの成果を挙げています。

実用化例

光触媒付きの照明器具 KAST橋本「光機能変換材料」プロジェクトでは、日本曹達(株)と共同で、二酸化チタン光触媒の薄膜を、ガラスの上に、透明性を失わせずに、かつ触媒機能を損なうことなく塗布する技術を開発しました。このガラスは(株)東芝ライテックによって表面に付着した汚れを自動的に分解することができるセルフクリーニング機能付きの照明用ガラスカバーに応用され、このガラスカバーを付けたトンネル照明器具を製品化しました。
 光触媒付きの照明器具は現在では日本道路公団の標準規格になっています。

KAST単独出願の特許一覧

発明の名称 出願番号 公開番号
光制御性分子磁性材料 特願平 8-56584 特開平 9-246044
分子混合磁性材料 8-185228 10-32111
分子磁性体 9-13011 10-208924


イノベーションセンター 研究支援グループ
TEL:044-819-2034 FAX:044-819-2026
研究推進グループ E-mail : res@newkast.or.jp

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