財団法人神奈川科学技術アカデミー

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これまでの研究成果のご紹介

研究成果を産業界や学界に広く公開し、技術移転を積極的に推進します。

 KASTの研究成果である新しい技術のシーズを産業界に橋渡しするコーディネート機能の強化、各種説明会の充実、共同研究等の実施、特許実施許諾の促進等により、県内企業などへの技術移転を一層進めています。

特許等実施許諾契約の締結件数68件(対象特許件数248件)(平成22年3月31日現在)

 KAST発ベンチャーへのリンク

特許等実施許諾の例

ヒト化抗Dlk-1モノクローナル抗体
「LIV-1205」
宮島「幹細胞制御」プロジェクト

 「LIV-1205」は、肝臓がんを中心とする固形がんの細胞表面に発現している抗原「Dlk-1(Delta-like 1 homolog)」に結合して、がんの増殖活性を阻害するヒト化モノクローナル抗体です。Dlk-1は、幹細胞や前駆細胞など未熟な細胞の増殖・分化を制御すると考えられています。
 今般のライセンス契約により、「LIV-1205」が固形がんを対象とした治療などに応用されると、製薬業界への波及効果・意義は大きくなり、今後のがん治療の進展が期待されます。

ヒト化抗Dlk-1モノクローナル抗体と関係図

有機合成反応装置「MICCS-NMR」 重点研究室 マイクロ化学グループ
Micro Channeled Cell for Synthesis monitoring(MICCS)
MICCS-NMR模式図

 マイクロチップと定性解析能力に優れる核磁気共鳴装置(NMR)などの分析装置との接続を実現した画期的な装置技術です。

(左上)Micro Channeled Cell for Synthesis monitoring(MICCS)
(左下)MICCS-NMR模式図

表面プラズモン共鳴光導波路分光装置
「S-SPR-6000」
光科学重点研究室 鈴木グループ
表面プラズモン共鳴光導波路分光装置「S-SPR-6000」

 バイオテクノロジー分野において、非標識創薬スクリーニング、がん細胞のセンシングシステム、細菌センシングシステム、DNAセンシングシステムといった様々な用途への応用が可能な画期的なセンサー装置技術です。


(左)表面プラズモン共鳴光導波路分光装置「S-SPR-6000」

近接場光学分光顕微鏡用光ファイバープローブ 大津「フォトン制御」プロジェクト
近接場光学分光顕微鏡用光ファイバープローブ

 光ファイルバーの先端を数nmに先鋭化し、近接場光発生や試料からの近接場光集光に最も適した開口作製技術です。

完全長cDNAの製造等 加藤「ヒューマン・プロテイン」プロジェクト
完全長cDNAの製造等イメージ

 完全な遺伝子情報を持つcDNAを効率よく合成する方法です。ゲノム創薬への貢献が期待されます。

光触媒付防汚型照明器具 橋本「光機能変換材料」プロジェクト
光触媒付防汚型照明器具

 ガラスに透明な光触媒をコートする技術です。光触媒付トンネル照明用ガラスカバーを商品化しました。

「液滴転落挙動解析システム」 中島「ナノウェッティング」プロジェクト
動的滑落法キット

 液滴転落挙動(一定の傾斜角をもつ撥水性表面上で液滴の移動)の計測を、高精度・高効率で行うことを可能にするもので、撥水用途の部材やコーティングの開発に、幅広い貢献が期待されます。


平成20年8月21日 記者発表

分子設計ソフト「マクロモデル」 マクダーモット「生体高分子機能」プロジェクト

 分子力学系の分子設計支援ソフトです。幅広いニーズに対応する計算プログラムです。
(資料提供:インフォコム(株)、MacroModelは米国Schrödinger社開発。画像はGUIであるMaestro。)
 米国コロンビア大学との共有の成果。

光コム発生器 大津「フォトン制御」プロジェクト
光コム発生器

 超高周波数帯域において周波数が安定した光コムを発生させることを可能にした、超高精度な多周波数光パルス発生器です。計測・光通信・医療診断分野などでの導入が期待できます。

走査型近接場光学分光顕微鏡 大津「フォトン制御」プロジェクト
走査型近接場光学分光顕微鏡

 ファイバープローブの先端に発生する近接場光を用いてナノサイズのものを見る装置です。生体分子などを生きたまま観察できます。

薄切片試料作製システム 樋口「極限メカトロニクス」プロジェクト
薄切片試料作製システム

 生体組織を観察するための極薄いスライス試料を連続的に作製する装置です。
病理組織の研究分野や食品業界等立体画像による分析を必要とする分野での導入が期待できます。

ホルムアルデヒド検出用試薬 光科学重点研究室 鈴木グループ
ホルムアルデヒド検出用試薬

 シックハウス症候群の原因物質であるホルムアルデヒドを色の変化により簡便に測定できる試薬です。
 試験紙や検知器に採用されており、室内や工事現場などで簡単にホルムアルデヒドを測定できます。

モスアイ型反射防止フィルム 益田光機能材料グループ
ホルムアルデヒド検出用試薬

 益田「ナノホールアレー」(H14.4~H17.3)及び重点研究室「光機能材料」グループ(H17.4~)による研究成果を実施許諾し、三菱レイヨン(株)との共同研究の成果の実施により、世界で初めて、連続製造可能なモスアイ(蛾の目)型の無反射フィルム製造プロセスの開発に成功しました。このモスアイ型フィルムは表面が100nm程度の規則的な突起配列構造を持ち、厚み方向の屈折率が連続的に変化するため、光の反射を抑えることができます。フィルムの反射率は0.1%以下で、一般的な反射防止フィルムと比べ1/20以下と飛躍的に高い性能を示しています。2010年の量産化を目指し、開発を進めております。

【期待される用途】

  • 液晶ディスプレー・有機EL・プラズマディスプレーパネル(PDP)等のフラットパネルディスプレー(FPD)
  • ゲーム機・携帯電話等のモバイル機器
  • カーナビや、インテリアの照明など。
  • 突起構造による撥水性の効果を活かした汚れのつきにくいガラス窓など。

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