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「光触媒」グループ(抗菌・抗ウイルス研究グループ)


 石黒斉研究員らの研究成果が、「BMC Cancer」に掲載されました。
論文タイトル:「Pretreatment neutrophil-to-lymphocyte ratio predicts prognosis in patients with metastatic prostate cancer」
 砂田香矢乃、石黒斉及び窪田吉信研究員らの研究成果が、「Journal of Hazardous Material」に掲載されました。
論文タイトル:「Comparison of the Antiviral Effect of Solid-State Copper and Silver Compounds」

実用化実証室長グループリーダー

プロジェクトリーダー 藤嶋 昭藤嶋 昭


東京理科大学 学長

研究体制

期 間
2005年4月~
構 成

グループリーダー
サブリーダー
常勤研究員
特任研究員
非常勤研究員
研究補助員

実施場所
川崎生命科学・環境研究センター
(LiSE) 4階
神奈川県川崎市川崎区殿町3丁目
25番地13号

研究員一覧

研究概要 (H24年7月)pdfアイコン

中間評価報告書

♠ 第1回中間評価 (PDF 115KB)pdfアイコン
♠ 第2回中間評価 (PDF 588KB)pdfアイコン
♠ 第3回中間評価 (PDF 66KB)pdfアイコン
♠ 第4回中間評価 (PDF 288KB)pdfアイコン
♠ 第5回中間評価 (PDF 328KB)pdfアイコン
 

概要

 光触媒グループは材料グループと抗菌・抗ウイルス研究グループの二つのグループで活動をおこなっています。抗菌・抗ウイルス研究グループでは光触媒反応を利用した様々な製品の抗菌・抗ウイルス性能評価方法の開発と標準化に向けた活動をおこなっています。また、NEDO事業への参画などを通じて、これまでに紫外光または可視光応答型光触媒による抗菌効果及び抗ウイルス効果についてJIS規格やISO規格の制定に尽力してきました。
 
 一方で、光触媒加工製品をふくむ抗菌・抗ウイルス製品をJIS規格で評価した場合の抗菌・抗ウイルス性能と実環境下で使用された場合の性能に乖離があることが、実環境下での実証試験から明らかとなってきました。そのため、新たな性能評価方法の確立が重要であると考え、より実環境に近い条件で抗菌性能を評価する方法の開発を続けています。
 
 その他、様々な企業により開発された光触媒加工製品に対する抗菌・抗ウイルス性能評価試験をおこない、製品開発の一助となるよう努めています。また、光触媒加工品だけではなく、細菌やウイルスによる感染リスクを低減させる抗菌・抗ウイルス製品についても性能評価試験をおこなっております。
 
 さらに、文部科学省の地域イノベーション推進戦略プログラムとして、「細菌・ウイルスによる前立腺がんの発生及び進展機構の解明と予防、診断、治療方法の開発」に係る研究や「KAST保有機器の共用化」といった機器の開放利用を行っています。
 

研究の詳細

1)新規抗菌・抗ウイルス性能評価試験方法の開発

 抗菌性能評価や抗ウイルス性能評価については、これまでに表1に示すようなJIS規格が制定されており、各種製品ではこれらを基本とした抗菌・抗ウイルス性能評価試験がおこなわれています。一方で、これらの試験方法は菌やバクテリオファージを試験液として、製品上に接種するため、特に浴室やキッチン、トイレなどの水分が多量に存在する個所以外での使用を考慮した場合に実際の環境とは大きく評価環境が異なると考えられます。更に、環境中には抗菌・抗ウイルス性能を阻害する様々な物質(埃、皮脂等)も存在しています。
 
 そのため、実際の使用環境を考慮した試験方法の開発が望まれています。本研究課題では、新しい試験菌液の調整や試験方法の開発を確立し、使用環境を考慮した試験方法へ結び付けるための検討をおこなっております。

表1. 抗菌・抗ウイルス性能評価に関するJIS規格
光触媒加工品 JIS R 1706 光触媒材料の抗ウイルス性試験方法-バクテリオファージQβを用いる方法
JIS R 1756 可視光応答型光触媒の抗ウイルス性試験方法-バクテリオファージQβを用いる方法
JIS R 1702 光触媒抗菌加工製品の抗菌性能試験方法・抗菌効果
JIS R 1752 可視光応答型光触媒抗菌加工製品の抗菌性能試験方法・抗菌効果
抗菌加工品 JIS L 1902 繊維製品の抗菌性試験方法および抗菌効果
JIS Z 2801 抗菌加工製品-抗菌性試験方法・抗菌効果
 

2)細菌・ウイルスによる前立腺がんの発生及び進展機構の解明と予防、診断、治療方法の開発

 前立腺がんは高齢者に多いがんであり、現在本邦においては増加傾向にあるがんであります。がんの発生原因の一つとして細菌やウイルスの関与が明らかとなりつつありますが、前立腺がんの発生や進展に関与する細菌やウイルスは現在までに明らかとなっていません。そこで、本研究課題では前立腺がんの発生や進展に関わる細菌やウイルスを同定し、新しい予防、診断、治療方法の開発に向けた取り組みをおこなっています。
 

共同研究開発

 これまでに抗菌・抗ウイルス性能評価について多くの検討をおこなってきた知見をもとに、より高い抗菌・抗ウイルス性能を持つ素材の開発や新しい試験方法の開発などの共同研究をおこなっております。共同研究開発にご興味をお持ちの方は是非ご連絡ください。


抗菌・抗ウイルス性能評価サービス

 我々は研究開発をおこなうと共に抗菌試験室としてJIS規格に基づいた抗菌・抗ウイルス性能評価をおこなっています。また、その他、液体サンプルによる抗菌・抗ウイルス性能評価試験などのJIS規格外でも要望に応じた抗菌・抗ウイルス性能評価試験もおこなっております。更に、試験室としてISO 17025(JIS Q 17025)を取得するなど、評価試験方法の品質維持及び所属員の技量の向上に努めております。受託試験に関する詳細につきましては、右記リンクをご参照ください。   → 抗菌試験室へのリンク

  光触媒グループ(抗菌・抗ウイルス研究グループ)
  TEL:044-280-1181 FAX:044-280-1182

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