記者発表情報
「環境調和型機能性表面プロジェクト」で、(財)神奈川科学技術アカデミー・神奈川県産業技術センターが神奈川県メッキ工業組合との共同研究を開始します。
神奈川発の技術開発を軸に、「公共試作開発ラボ機能」の構築を目指した「環境調和型機能性表面プロジェクト」で、地域の産業力を担う中小企業への支援活動強化の一貫として、(財)神奈川科学技術アカデミーと 神奈川県産業技術センター と 神奈川県メッキ工業組合とで共同研究契約を締結しましたので、お知らせします。
・平成18年10月16日 記者発表資料 303KB |
(財)神奈川科学技術アカデミーと神奈川県産業技術センターが連携して、地域の大学や企業を結集した共同研究として、環境負荷が小さく、機能的にもコスト面でも新たな付加価値を有する「環境調和型機能性表面」の製造技術の開発を目的とした「環境調和型機能性表面プロジェクト」を平成18年4月から開始しました。
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本プロジェクトは県内中小企業、大企業、大学、公的研究機関等の技術連携や共同研究を促進する神奈川R&Dネットワーク構想」の中核となる取り組みの一つとして、地域産業力の強化を目指します。
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特に、めっき関係の中小企業が現実に直面している課題に対応するために、川口明廣リーダー(神奈川県産業技術センター)を中心に研究テーマ「環境低負荷型表面コーティングのための前・後処理と簡易品質管理法の開発」を掲げています。この研究において、より実りある成果を生み出すためには、現場であるめっき業界の中小企業のニーズを的確に捉え、シーズを生みだす研究活動がめっきの現場と常にキャッチボールをしながら研究開発を進めることが重要です。
このような取組を進めるため、(財)神奈川科学技術アカデミー、神奈川県産業技術センター及び神奈川県メッキ工業組合の3者が共同研究を実施します。今後、中小企業のニーズにより確実に応えながら、大学等の「知識」を「技術」として育て、産業界全体に充分に社会還元していくプロジェクトとしての展開を促進いたします。 |
◆共同研究のあらまし

1.契約者
神奈川県メッキ工業組合(理事長 栗原 敏郎)
神奈川県産業技術センター(所長 馬来 義弘)
財団法人神奈川科学技術アカデミー(理事長 藤嶋 昭)
2.契約期間
平成18年10月16日(月)〜平成19年3月31日(金)
3.研究課題
〔研究課題 1〕 移動現象変数を利用した環境低負荷前処理技術の開発
めっき工場に運び込まれる基材(めっき対象物)には、機械加工(切削、プレス、研磨加工など)の過程で、油や微粒子などさまざまな異物が付着しています。これら異物の中には、洗浄・除去が難しいものも含まれ、除去されずに残ると不良の原因となり、めっきの歩留まりの低下、コストアップにつながります。そこで、異物の性質と付着量を的確に把握する簡便な方法を確立するとともに、環境への影響が小さく、効果的で低コストな前処理技術(めっき前の異物の除去)を確立することを目指します。
〔研究課題 2〕 めっき工程における品質管理のための簡易計測器具の開発
めっきの仕上がり(光沢や色合い)や刻々と変化するめっき液の管理(主材料や微量の添加物の組成)は、これまで多くの場合、熟練技術者の経験と勘への依存が強い課題でした。今後進行する現場の世代交代を考えると、熟練技術者の育成と同時に、経験と勘を数値化して、より簡便に品質管理を行えるような手段と道具が求められます。ここでは、めっきの光沢度などの定量的な品質管理を可能とする計測器、めっき浴等を比較的容易に管理するための安価な測定器の開発を目指します。
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この共同研究は、めっき現場が日々直面し、これまでは熟練と経験に委ねられていた上記のような実際的課題を解決するため、県産業技術センターとKASTの新技術のアイデアと、めっき業界が蓄積してきた熟練と現場の知恵という二つの知的財産を融合して、実際に物を作る現場で役に立つ技術の開発を目指す、前例のない取り組みです。 |
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■問い合わせ先

財団法人 神奈川科学技術アカデミー
イノベーションセンター 産学協働グループ
薮田(やぶた)、山本(やまもと)
〒213-0012 川崎市高津区坂戸3-2-1 KSP西棟6F
TEL : 044-819-2031 FAX : 044-819-2026
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