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平成26年度KAST教育講座

ペーパーマイクロ分析チップの技術と可能性 コース

ペーパーマイクロ分析チップの技術と可能性

開講日

平成27年日(火)
 10:30~16:40

会場

かながわサイエンスパーク(KSP)内 講義室
(川崎市高津区坂戸3-2-1)
◆ JR南武線「武蔵溝ノ口」・東急田園都市線「溝の口」下車
Mapはこちら
◆ JR「新横浜駅」から「溝の口」行き直通バス「高津中学校入口」下車

定員

30名
★お申し込み受付けは終了いたしました。

 このような方にお勧めします
紙、繊維、ポリマー等を使った新素材開発に携わる方
センサー、エレクトロニクスデバイスの設計、開発、製造、実装などに携わる方
印刷関連技術を半導体やMEMSなどの分野に応用したいとお考えの方
検査・化学分析等の業務に携わる方
精密微細加工技術に携わる方
表面処理、塗料などの開発、製造に携わる方
自社技術をナノテク関連分野に応用したいとお考えの方・・・など

受講料

19,000円(消費税込)

開催にあたって

 名刺大の紙一枚に、試料を数滴たらすだけで、高精度の血液検査や化学分析ができる-。ろ紙やリトマス試験紙など、化学の分野では古くからなじみの深い「紙」。本講座では紙の優れた性質、機能に着目し、加工や廃棄も簡単・便利な、高性能の「ペーパーマイクロ分析チップ」について解説します。「ペーパーレス」の時代、紙の新しい用途と可能性が広がる技術です。

 マイクロ-TASの研究が国内で本格化してから十数年。ガラスやプラスチックの薄板上に、半導体製造技術を駆使して微細な流路やバルブなどの機能を作り込む方法が主流を占めています。軽量、小型で高速分析ができるチップ。しかし依然として材料、加工に要するコストは高く、医療用検査などに使う場合には、廃棄処理や再利用の問題も残ります。

 どこにでもある材料と簡単な方法を使って、従来品に優るチップはできないものか?そこで、紙。薄くて軽く、折りたたんだり丸めたり、持ち運びにも便利な素材は、活版印刷に良く似た「型押し」の技術や「切り絵」のような方法 で加工ができるので、特殊な設備や装置が要らず、製造プロセスも省エネ、エコ。コスト削減にもつながります。

 本講座では、世界中の研究動向を網羅し、2つの最先端事例を動画や実演を交えご紹介いたします。ペーパー分析チップの仕組みと作り方を丁寧に解説し、実用化に向けた課題や装置化に必要な技術もお話しします。手漉き和紙や折り紙など、独自の文化が根付く日本の知恵と技術を活かしてみませんか?本当に使えるマイクロ化学チップの技術をお探しの方にも、ぜひお薦めしたい講座です。

講師

  • 北海道大学 大学院 工学研究院  渡慶次 学

  • 東京大学 大学院 工学系研究科  三宅 亮

  • 北陸先端科学技術大学院大学  
    マテリアルサイエンス研究科     高村 禅

カリキュラム内容と日程

  テーマ 講師
10:30 - 11:50  「マイクロ分析チップを紙で作るために」

渡慶次 学 氏
北海道大学 大学院 工学研究科 教授

★プロフィール★
1997年 九州大学大学院修了 工学博士。(財)神奈川科学技術アカデミーマイクロ化学グループ研究室長、マイクロ化学技研株式会社 代表取締役、名古屋大学 准教授などを経て、現職。
Pioneers in Miniaturisation Plaze (英国王立化学会 Lab on a Chip/Corning Inc.)、 堀場雅夫賞等受賞。

 

●マイクロ分析チップの基本
マイクロ分析チップの機能と原理
チップの素材と加工法
研究動向、従来技術の課題
●なぜ「紙」を使うのか
世界のニーズと紙のメリット
●紙を使ったマイクロ分析チップの作り方
加工法の種類・技術開発の現状
ペーパーチップに適した分析・検出法
●応用可能性と実用化への課題
医療・環境分野などへの応用
本当に”使える”マイクロ化学チップ開発のために
国際競争に勝つための課題

12:50 - 14:10  「ペーパー分析チップの作成技術とシステム化」

三宅 亮 氏
東京大学大学院工学系研究科
国際工学教育推進機構
バイオエンジニアリング専攻(兼務) 教授

★プロフィール★
1985年 大阪大学大学院修了 工学博士。オランダトゥエンテ大学客員研究員、日立製作所機械研究所(現日立研究所)主管研究員などを経て、現職。
マイクロ流体デバイス、マイクロTAS、医用分析装置、マイクロリアクタなどの研究開発に従事。
日本機械学会、電気学会、化学とマイクロ・ナノシステム研究会、
流体力学会、臨床検査自動化学会会員。

 

●「紙」の性質を活かす
「型押し」による流路形成法
「型」作製と加工条件
●機能と加工法
ポンプ・バルブはどうする?-吸引・送液の方法
すき込み・多層化・表面処理等による高機能化
血液検査・免疫分析などへの適用
●実装、システム化にむけた技術開発と課題
プリンター、印刷技術の応用

14:25 - 15:45  「ELISA自動実行を実現した Lab-on-paper」

高村 禅氏
北陸先端科学技術大学院大学 
マテリアルサイエンス研究科 教授

★プロフィール★
1995年 東京大学大学院修了 工学博士。日本学術振興会特別研究員、文部省宇宙科学研究所助手、東京大学大学院工学系研究科助手などを経て、現職。
バイオセンサー、微小流体デバイスなどに関する研究開発に従事。
化学とマイクロ・ナノシステム研究会、応用物理学会、日本化学会、電気化学会会員。

 

●免疫測定法の基礎
ELISAの原理、応用事例
●ELISA自動実行を可能にする機構と加工法
導入・反応・検出・比色分析
インクジェットプリントによる流路形成
●適用事例と課題
Lab-on-paper を最大限に活かすには

15:55 - 16:40  <実演と質疑応答>  「ペーパーチップを使ってみる」 (予定)

∗ やむを得ない事情により、日程・内容の変更や中止をする場合があります。講義中の録音・写真撮影はお断りいたします。

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申込要項 をご覧の上お申込下さいますようお願い申し上げます。

お申し込み受け付けは終了いたしました。
ありがとうございました。

主催


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お問い合わせ

教育情報センター 教育研修グループ
TEL : 044-819-2033 FAX : 044-819-2097
教育研修グループ E-mail : ed@newkast.or.jp

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