財団法人神奈川科学技術アカデミー

 ホーム> 光触媒に関する各種試験について

光触媒に関する各種試験について

  推奨試験機関として

   KASTでは、推奨試験機関として光触媒に関する各種試験を行っています。
    (1)各種JIS対応  ー光触媒工業会推奨試験機関としてー
    (2)各種ISO対応

  (1)各種JIS対応  ー光触媒工業会推奨試験機関としてー

 光触媒工業会は、性能、利用方法等が適切であることを認めた光触媒製品に対し、PIAJ認証マークを与えています。PIAJマークの認証試験方法にはJIS規格試験方法が採用されており、光触媒工業会による多角的な実証と考察を加えた基準が設けられています。
 光触媒工業会は、このJISの規格試験を実施する機関として複数の試験機関を推奨しており、当公益財団法人神奈川科学技術アカデミー(KAST)は、光触媒工業会が設定しているPIAJマークのすべての項目の推奨試験機関となっています。

 
空気浄化性能試験(紫外光対応:1701-X、可視光対応:1751-X)
JIS試験名 試験内容
JIS R 1701-1、JIS R 1751-1
第1部:窒素酸化物の除去性能
 一酸化窒素(NO)を含んだ空気を流通させて光を照射すると二酸化窒素(NO2)、硝酸根(NO3)に酸化される。出口のNO、NO2濃度を測ることで硝酸根まで酸化された量を測定する。水洗による再生効率も評価する。NOx、SOxの除去性能の指標を得る。
JIS R 1701-2、JIS R 1751-2
第2部:アセトアルデヒドの除去性能
 アセトアルデヒドを含んだ空気を流通させて光を照射すると酸化分解され、完全酸化されると二酸化炭素(CO2)が発生する。出口のアセトアルデヒド濃度と二酸化炭素濃度を測定する。タバコの煙、生活臭の除去性能の指標を得る。
JIS R 1701-3、JIS R 1751-3
第3部:トルエンの除去性能
 トルエンを含んだ空気を流通させて光を照射すると酸化分解される。出口のトルエン濃度を測定する。有機溶剤(シンナー類)の除去性能の指標を得る。
JIS R 1701-4、JIS R 1751-4
第4部:ホルムアルデヒドの除去性能
 ホルムアルデヒドを含んだ空気を流通させて光を照射すると酸化分解される。出口のホルムルデヒド濃度を測定する。シックハウス症候群原因物質の除去性能の指標を得る。

  JIS R 1701-2にもとづくアセトアルデヒド除去性能試験の様子
 
セルフクリーニング性能試験 (紫外線対応のみ)
JIS試験名 試験内容
JIS R 1703-1
第1部:水接触角の測定
 オレイン酸(油状物質)を表面に塗布した光触媒材料に紫外線を照射するとオレイン酸の分解にともなって表面が現れ、超親水性(水によくなじむ性質)の発現に伴って水の接触角が低下する。接触角が一定値になるまで測定を続け、親水性の評価をする。雨水による汚れの自己洗浄性能の指標を得る。
JIS R 1703-2
第2部:湿式分解性能
 メチレンブルー(青色色素)水溶液を光触媒材料に接触させ紫外線を照射すると酸化力により色素が分解されて色が薄くなる。これにより濃度の変化を測定し分解速度を評価する。有機物の水中分解性能の指標を得る。

  光触媒加工品によるセルフクリーニング製品例の写真と、JIS R 1703-2にもとづくメチレンブルー分解のイメージ
表面(左側)に光触媒を塗布したテント                   湿式分解性能測定のイメージ
 
抗菌・抗ウイルス性能評価(光触媒以外の抗菌加工品の評価も実施)
  JIS試験名 試験内容
光触媒
加工品
JIS R 1706 光触媒材料の抗ウイルス性試験
方法 − バクテリオファージ Qβ を用いる方法
 紫外光応答型光触媒加工品に対して、動物感染ウイルス代替モデルとしてバクテリオファージを接種し、紫外光を照射した後に、その感染価を測定、性能評価をおこなう
JIS R 1756 可視光応答形光触媒材料の抗ウイルス
性試験方法 − バクテリオファージ Qβ を用いる方法
 可視光応答型光触媒加工品に対して、動物感染ウイルス代替モデルとしてバクテリオファージを接種し、可視光を照射した後に、その感染価を測定、性能評価をおこなう
JIS R1702 光触媒抗菌加工製品の抗菌性試験方法・菌効果  紫外光応答型光触媒加工品に対して、細菌を接種し、紫外光を照射した後に、その生菌数を測定、性能評価をおこなう
JIS R 1752 可視光応答形光触媒抗菌
加工製品の抗菌性試験方法・抗菌効果
 可視光応答型光触媒加工品に対して細菌を接種し、紫外光を照射した後に、その生菌数を測定、性能評価をおこなう
JIS L1902 繊維製品の抗菌性試験方法及び抗菌効果  抗菌加工された繊維製品に対して、細菌を接種し、一定時間経過後の生菌数を測定、性能評価をおこなう
JIS Z 2801 抗菌加工製品−抗菌性試験方法・抗菌効果  抗菌加工製品に対して、細菌を接種し、一定時間経過後の生菌数を測定、性能評価をおこなう

  紫外光または可視光を用いて光触媒反応を行う暗幕内の写真と試験品(加工品)のセット方法の図。抗菌性能評価試験で用いる細菌は大腸菌、緑膿菌、MRSA、黄色ブドウ球菌、肺炎桿菌等。リスト外の細菌についてはご相談ください。また、抗ウイルス性能評価試験で用いるバクテリオファージはQβバクテリオファージ、φ6バクテリオファージです。
光触媒反応による抗菌、抗ウイルス製品の性能評価イメージ図
    ページのトップへ戻る

  (2)各種ISO対応


空気浄化試験
JIS試験名 対応するISO試験
JIS R 1701-1、JIS R 1751-1
第1部:窒素酸化物の除去性能
 ISO 22197-1
 Part 1:Removal of nitric oxide
JIS R 1701-2、JIS R 1751-2
第2部:アセトアルデヒドの除去性能
 ISO 22197-2
 Part 2: Removal of acetaldehyde
JIS R 1701-3、JIS R 1751-3
第3部:トルエンの除去性能
 ISO 22197-3
 Part 3: Removal of toluene
JIS R 1701-4、JIS R 1751-4
第4部:ホルムアルデヒドの除去性能
 ISO 22197-4
 Part 4:Removal of formaldehyde
 
セルフクリーニング性能試験
JIS試験名 試験内容
JIS R 1703-1
第1部:水接触角の測定
 ISO 27448
 Measurement of watercontact angle
JIS R 1703-2
第2部:湿式分解性能
 ISO 10678
 Degradation of methylene blue
 
抗菌・抗ウイルス性能評価
  JIS試験名 試験内容
光触媒
加工品
JIS R 1756:2013 可視光応答形光触媒材料の抗ウイルス
性試験方法−バクテリオファージ Qβを用いる方法
 ISO 18071:2016
 Determination of antiviral activity of semiconducting photocatalytic materials
 under indoor lighting environment -- Test method using bacteriophage Q-beta
JIS R 1706 光触媒材料の抗ウイルス性試験方法
−バクテリオファージ Qβ を用いる方法
 ISO 18061 Determination of antiviral activity of semiconducting photocatalytic
 materials -- Test method using bacteriophage Q-beta
JIS R1702 光触媒抗菌加工製品の抗菌性試験方法・抗菌効果  ISO 27447 Test method for antibacterial activity of semiconducting
 photocatalytic materials
JIS R 1752 可視光応答形光触媒抗菌
加工製品の抗菌性試験方法・抗菌効果
 ISO 17094 Test method for antibacterial activity of semiconducting
 photocatalytic materials under indoor lighting environment
抗菌
加工品
JIS L1902 繊維製品の抗菌性試験方法及び抗菌効果  ISO 20743 Textiles -- Determination of antibacterial activity of textile
 products
JIS Z 2801 抗菌加工製品−抗菌性試験方法・抗菌効果  ISO 22196 Measurement of antibacterial activity on plastics and
 other non-porous surfaces
  1、光触媒製品の新規参入・新規開発サポートの総合パートナーとして
(1)光触媒の機能メカニズム
(2)光触媒産業の市場動向
(3)光触媒の開発プロセス
(4)研究開発サポート
 
3、広報ツールとして
 
光触媒ミュージアムをご活用ください

問い合わせ先

●材料系は
高度計測センター・光触媒材料研究グループ
TEL 044-819-2105  FAX 044-819-2108

    
●抗菌・抗ウイルス系は
抗菌抗ウイルス研究グループ
E-mail pg-shiken☆newkast.or.jp(☆を@にご変更ください)
 前のページへ戻る    ページのトップへ戻る