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KAST(神奈川)とノーステック財団(北海道)が連携協定を締結
~地域連携による、文科省「地域イノベーション戦略支援プログラム」の新たな展開~

公益財団法人神奈川科学技術アカデミー     ノーステック財団

概要

  公益財団法人神奈川科学技術アカデミー(KAST)公益財団法人北海道科学技術総合振興センター(ノーステック財団)とは、我が国のライフイノベーションの創生に貢献することを目的として、研究開発、人材育成及び産業振興等の活動のための連携協力に関する協定を6月1日付で締結しました。

  両財団は、国の「地域イノベーション戦略支援プログラム(※1)」の総合調整機関として、「食」等のライフサイエンスをテーマとして地域の科学技術と産業の振興を進めており、地域同士が連携することで、同プログラムの推進に相乗効果を生み、全国的・国際的なライフイノベーションを創生することを目指します。

  特に、食の分野では、KASTが保有する高度な食の機能性研究体制と、ノーステック財団が推進する「食」の臨床研究体制を結び、両地域の健康食材および食品の機能性を基礎研究から臨床研究までワンストップで迅速に評価することを可能とし、神奈川が目指す高機能食品開発と産業振興、または北海道が目指す北海道ブランドや医療への展開として、役立つことが期待されます。

記者発表資料

KASTの取組の中から:

ニュートリゲノミクス(栄養学と遺伝子科学を組み合わせた科学)を利用した食品の機能性評価法(KAST 阿部啓子リーダー)について、ノーステック財団との連携を図ります。

この評価法を、広く食品企業からの依頼を受けることのできる手法へと展開し、公的な食の評価センターの構築を目指しています。

 

ノーステック財団の取組の中から:

「『医と食の融合』による次世代高機能食品の開発に関する研究」のテーマについて、KASTとの連携を図ります。

ヒト介入試験システム“江別モデル”(※2)(西平順教授)を活用し、食に関する科学的エビデンスを蓄積しながら、「食」「健康」領域における研究成果を「医療」領域の臨床試験へとシームレスに発展させるシステムの構築を目指しています。

 

KASTの取組

神奈川国際ライフサイエンス実用化開発拠点
「革新的計測・評価技術開発によるライフイノベーション創生」

  神奈川は、平成25年度に地域イノベーション戦略推進地域(※3)(国際競争力強化地域)に指定され、地域への知的資源と産業の集積を活かし、国際的な競争力を生み出す科学技術基盤の構築と、研究成果の実用化展開、先端的な研究開発をリードする人材の育成により、ライフサイエンス分野の実用化開発拠点を形成し、持続的な経済成長を牽引することを戦略として掲げた。

  地域イノベーション戦略支援プログラムでは計測・評価技術開発とその実用化を重点とした取り組みをしており、食に関するテーマの中には、KAST阿部啓子プロジェクトリーダーを中心に食品の機能性評価システムの構築の研究開発を実施している。

  この研究プロジェクトでは、これまで大学や研究所でしか使われてこなかったDNAマイクロアレイによる遺伝子発現解析手法を、企業の機能性食品開発支援に幅広く役立てることを目指している。

ノーステック財団の取組

さっぽろヘルスイノベーション‘Smart-H’

  北海道はその清涼な気候を生かし、良質な農産物および水産資源を有する地域である。最近では、北海道産食材の機能性に着目した研究成果が北海道大学を中心に集積されつつある。

  平成23年度より地域イノベーション戦略推進地域(国際競争力強化地域)に指定され、「北大リサーチ&ビジネスパーク」およびノーステック財団を中心に、①「食」の機能性に関する分析・評価拠点の機能強化、② 食素材の高付加価値化と「北海道ブランド」の確立、および ③ 予防医療や世界における共通課題克服への貢献を3本の柱とし、中核研究者の育成と研究成果の確実な事業化を目指している。

研究テーマ:詳細はノーステック財団ウェブサイト参照
http://www.healthinnovation-hokkaido.jp/res_dev/thema1.php

用語説明

※1 地域イノベーション戦略支援プログラムとは
(文部科学省ウェブサイトより抜粋)
  地域イノベーション戦略推進地域に選定された地域のうち、文部科学省による支援が地域イノベーション戦略の実現へ大きく貢献すると認められる地域に対して、知的財産の形成や人材育成など、地域の主体的・自立的な活動展開に対する支援を行う事業です。
  以下のメニュー(KAST注:① 地域イノベーション戦略の中核を担う研究者の集積 ② 地域イノベーション戦略実現のための人材育成プログラムの開発及び実施 ③ 大学等の知のネットワークの構築 ④ 地域の大学等研究機関での研究設備・機器等の共用化)から構成されており、各地域は、これらを組み合わせて事業を実施することとなります。
≪文部科学省ウェブサイトURL≫
http://www.mext.go.jp/a_menu/kagaku/chiiki/program/index.htm

※2 ヒト介入試験システム‘江別モデル’とは
  北海道産をはじめとする食材には、生活習慣病の予防や健康増進に役立つ機能成分を含むものが少なくありません。これらの食材を信頼性の高い健康食品として活用していくために、ヒト介入試験に基づく科学的エビデンスを提供する健康情報科学研究センターが北海道情報大学内に開設され、医師、看護師、臨床検査技師、学術担当からなるユニットを中心に、江別市内の大学や病院、公的機関と連携し、江別市民や札幌市民ボランティアの協力のもと、「食」のヒト介入試験を実施しています。

※3 地域イノベーション戦略推進地域とは(文部科学省ウェブサイトより抜粋
  平成23年度から、地域イノベーションの創出に向けた地域の主体的かつ優れた構想に対して、文部科学省、経済産業省、農林水産省の3省の施策により、その実現を支援するための取組として、地域の強みや特性を活かしながら、大学等の研究機関の研究段階から事業化に至るまで、産学官等の参画機関が連携して持続的・発展的なイノベーションの創出に取り組む地域をその性質に応じ、「国際競争力強化地域」又は「研究機能・産業集積高度化地域」に選定するものです。
≪文部科学省ウェブサイトURL≫
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/25/07/1337205.htm

 問い合わせ先

公益財団法人 神奈川科学技術アカデミー イノベーションセンター
地域イノベーション推進グループ    雨森(あめのもり)
〒213-0012 川崎市高津区坂戸3-2-1  TEL: 044-819-2031
E-mail: sks@newkast.or.jp



公益財団法人北海道科学技術総合振興センター(ノーステック財団)
地域イノベーション戦略推進室    菊地
〒001-0021 札幌市北区北21条西11丁目北海道大学北キャンパス
総合研究棟3号館3F  TEL: 011-757-2288

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