保有研究設備・機器の共有化

●概要
  大学や公設試等の保有する研究設備・機器の地域への開放の努力は、これまでも積極的に進められてきましたが、最先端の研究設備・機器に関しては、まだ大学の研究者や共同研究先の大手企業研究者の利用に限られているケースが多く見受けられます。そこで、企業の商品開発に有用と思われるKAST保有設備・機器を用いた依頼試験の受託や開放利用を進め、企業によるライフイノベーションに係る革新的計測・評価技術開発を促進します。
光触媒材料の抗ウイルス性能評価および化学物質の発がん性予測試験
無菌下の環境で実施する必要のある以下の2つの試験に関して開放利用・受託試験をおこないます。
1.光触媒材料の抗ウイルス性能試験・評価
  最近、室内光でも高い抗動物ウイルス性能を有する新規光触媒材料が開発され、企業の注目をあびています。そこで、今後要望の急速な高まりが予想される光触媒の抗動物ウイルス試験に関して、依頼試験の受託や設備の開放利用を行います。
2.化学物質の発がん性予測試験(Bhas42細胞形質転換試験)
  発がん性予測試験は、Bhas42細胞という非変異発がん物質に高い感受性を示す細胞を用いる形質転換試験法で、神奈川県衛生研究所において開発された試験法です。簡便かつ高感度に発がんイニシエーター、プロモーター両方の判別が可能であり、経済協力開発機構(Organisation for Economic Co-operation and Development:略称OECD)の国際標準試験法に認定される見込なので、その試験法を受託試験等の形で提供します。
 


 

ニュートリゲノミクス解析に関連する機器の開放利用
  安全性や機能性の評価が難しい機能性食品の開発において、食品の摂取による遺伝子発現を網羅的に解析し、その効果を科学的エビデンスに基づいて評価するニュートリゲノミクス手法は、特に、特定保健用食品の認定申請をおこなうのに資金面等で十分でない中小企業に対して、自社製品の機能性や効果を評価する手段として注目されています。本事業では、ニュートリゲノミクス評価に必要な試薬やマイクロアレイチップを安価に提供し、また必要な技術指導などをおこない、ニュートリゲノミクス評価法の普及と、企業の機能性食品の開発をサポートします。
 


 

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