生活習慣病改善・ストレス耐性への応用

●研究背景
  前立腺がんは、年齢が進むにつれて発生頻度が高まる高齢者に非常に多いがん(患者の8割以上が65歳以上)であり、高齢化に伴い患者数は増加し続けています。2020年には肺がんに次いで、男性のがん発症率の2位になると予測されており、超高齢社会において、前立腺がんの計測・予防・治療方法の開発は喫緊の課題となっています。近年、胃がんとピロリ菌、肝臓がんと肝炎ウイルス、子宮頸がんとパピローマウイルス等、がんの発症と細菌・ウイルスの関わりが明らかとなってきており、前立腺がんにおいても細菌・ウイルスが関与している可能性が高いと考えられます。本研究では、これまでの県内病院と横浜市立大学病院との連携を有効に活用し、前立腺がんの発症に関わる細菌・ウイルスを同定し、新規の前立腺がんの危険因子評価法を開発するとともに、ワクチンによる前立腺がんの予防・治療方法を確立します。

 

 
●研究内容
  神奈川県では、これまで横浜市立大学を中心に、県内21病院の連携のもと、患者由来の検体を用いた解析を実施してきました。本研究では、これまでに得られた知見を活用して、前立腺がんの発生・進展とウイルス・細菌感染との関係を明らかにし、新たな前立腺がんの評価・予防・治療法を確立します。具体的には、前立腺がん患者由来の血清や前立腺がん組織中の遺伝子やタンパク質の分析から、前立腺細胞に感染可能なウイルス・細菌の同定をおこない、そのウイルス・細菌を各種前立腺細胞や実験動物に感染させ、その変化を解析し、前立腺がん発生・進展機構におけるウイルス・細菌感染の直接的作用の解析、前立腺がん発生・進展機構におけるウイルス・細菌感染の間接的作用の解析を行います。

 



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